当院のブロックや内服薬が効かない場合

当院で処置を受けられた方で、治療として奏功されなかった場合は気にせず仰って下さい。その処置に効果がなかったことが大切な情報となり、次の手を考える材料となります。慢性疼痛の治療は原因の特定も難しいことが多く、結果として単回の治療が奏功しないことは実際にあると考えます。診断を兼ねた治療を理屈に応じて行い、原因カ所の特定や有効な治療法の検索を行います。この作業を繰り返すことが重要です。当院では効果のないとわかっているブロックをむやみに繰り返すことはありません。

神経障害性疼痛、慢性疼痛に対する内服薬は突然中止すると気分の変調や痛みの再燃を招くことがあります。できるだけ徐々に減らして終了することをお勧めしています。また自己判断で突然通院と内服を終了するのではなく、減量や終了も含めて受診されることもお勧めいたします。

ブロックや内服薬が効かないと感じる場合は遠慮なくお申し付けください。
ただし、痛みがゼロにならないことをもって「効いていない」と評価することは正しくありません。痛みがいくらか軽減したのであれば、それは治療が効いていると評価できます。「痛みが半分くらいになった」「だいぶ良くなったがまだ少し残っている」「痛みが全く減らない」など具体的に教えてくださいますと幸いです。

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