高周波パルス治療を導入予定です

高周波パルス療法を導入する予定です。高周波パルス療法は特殊な治療針を用いて針先の周囲に電場を発生させ(つまり電気を流します)、痛みの神経を長期間にわたり麻痺させる治療法です。この時に用いる電流が高周波であり、それをパルス状に通電するということです。針先は42℃に固定することができるため、やけどやタンパク質の熱変性を起こす心配がありません。神経を損傷することなく電場を発生させることが可能です。この電場により痛覚を伝える神経線維が一時的に麻痺を起こし、痛みが緩和されるのです。治療の効果は数週間から数か月に及ぶとされています。当院でも単回のブロックでは疼痛軽減期間が短く、頻回あるいは定期的にブロックを必要とする患者さんがいらっしゃるため導入に乗り出しました。大変効果的な治療法ですが、全ての患者さんに適応があるわけではなく、有効と考えられるケースでご提案させて頂きます。

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