近赤外線レーザーの痛くない鎮痛療法
スーパーライザーは、光の中で最も生体深達性の高い波長帯の近赤外線(0.6μm~1.6μm)を高出力でスポット状に照射する光線治療器です。
その効果はペインクリニックをはじめ各科で認められ、さまざまな医療現場で幅広く利用されています。
スーパーライザーは、光の中で最も生体深達性の高い波長帯の近赤外線(0.6μm~1.6μm)を高出力でスポット状に照射する光線治療器です。
その効果はペインクリニックをはじめ各科で認められ、さまざまな医療現場で幅広く利用されています。
近赤外線レーザー
生体深達性の高い波長帯だけを光学フィルターで取り出し、深い患部まで確実に到達させ心地よい温感とともに複数の波長帯による生体治療効果が期待できます。スーパーライザーPXシリーズは高出力パルス照射を採用しより優れた治療効果とより高い安全性を両立させた光線治療器の進化型です。パルス照射方式を採用する事で従来機種10分間の照射熱量を3分間で得られ、高出力を実現し生体深達性をさらに高め治療時間短縮を可能にしました。パルス照射のため、心地よい温熱感以上に皮膚温度が上昇する心配がありません。また万一の場合に備え自動制御装置を内蔵しています。
※以上、公式HPより抜粋、転記
体の反応
体に当てる器具そのものは熱くなりません。近赤外線が照射された生体部分が温かくなります。出力は調整されておりますので、原則として体が熱くなり過ぎることもありません。
そのため、皮膚を含め火傷の心配は通常はありません。照射部分の血流増加が期待されます。
家庭用家電の遠赤外線ヒーターと混同し「温かい光」と説明されることがありますが、正確には光線は温かくありませんし、目に見える光(可視光)ではありません。照射された光線の「光エネルギー」が生体で吸収され「熱」に変わることで効果を生じます。電子レンジが、本体は熱くならないし赤い光は出さないのに、食材が過熱されるのと根本的な原理は同じです。発生する光線の波長や出力が電子レンジとは違います。
星状神経節照射
特に星状神経節照射により、星状神経節ブロックに近い血流改善効果を期待できるとされています。そのため、星状神経節ブロックが効果的と思われる疾患や症状に対して、原理的には同様に効果が期待されます。
※局所麻酔薬を使用した星状神経節ブロックの方が当然ながら交感神経ブロックとしての効果は高いです。注射が苦手な方や、慢性的な症状を徐々に軽減したい方などにとってブロック注射の代替案としてスーパーライザーによる照射は意義がありますが、さもブロック注射と同じレベルの効果が期待できるという説明があるとするなら、それは誤りと言わざるを得ません。
実際の治療の様子


※写真はメーカー公式HPより抜粋
スーパーライザーによる効果が期待できるとされる疾患や症状
全身疾患
自律神経失調症、本態性高血圧症、不眠症、CRPS、ASO、レイノー症状、線維筋痛症
頭痛疾患
片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛、側頭動脈炎
眼科疾患
網膜血管閉塞症、緑内障、網膜色素変性症、中心性網膜症、眼精疲労
耳鼻科疾患
突発性難聴、慢性副鼻腔炎、顔面神経麻痺、アレルギー性鼻炎、メニエール病、めまい症、耳鳴症
皮膚疾患
円形脱毛症、アトピー性皮膚炎、湿疹、皮膚潰瘍、帯状疱疹、多汗症
整形外科疾患
各部の打撲、捻挫、骨折、腱や靱帯損傷などによる疼痛、関節炎、変形性関節症、リウマチによる疼痛、筋肉痛、腰痛症、肩こり、頚肩腕症候群、肩関節周囲炎(≒五十肩)、胸郭出口症候群、テニス肘、野球肩、へバーデン結節
婦人科疾患
月経異常、月経困難症、更年期障害
上記は星状神経節照射を含みます。星状神経節ブロックにより、交感神経の緊張が一因となる頭頚部、上肢の疾患は症状が緩和されると考えられます。詳しくは星状神経節ブロックのページもご覧下さい。
※上記疾患、症状に対して効果を保証するものではありません。
ご注意本来は特定の商品名「スーパーライザー」を掲示してのお知らせはガイドライン上よろしくないですが、実質的には他の商品がなく、近赤外線治療=スーパーライザーと広く周知されているため、当院でも皆さんにご理解頂きやすい様に商品名を掲示しております。個別の商品を強く推奨する意図や、メーカーとの特別な繋がりがあるわけではございません。予めご了承下さい。