愛媛県松山市の疼痛治療専門クリニック

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発熱外来

サイレントマニピュレーション

サイレントマニピュレーション(凍結肩治療)

概要

先に頚部神経根ブロックを行い、肩の完全除痛を得ます。その後に肩を他動によりストレッチさせ、硬くなった関節包を破いて関節可動域を回復させます。処置後は神経ブロックにより腕が全く動きませんので、三角巾固定で帰宅して頂きます。
神経ブロックにより完全に除痛し、痛みがない状態で授動操作を行いますので、患者さまが痛みを訴えることなく静かに(サイレント)授動操作する(マニピュレーション)ことからその様に呼ばれます。

方法
  1. エコーで頚部神経根を同定します。目標とする神経根は第5,6,7頚神経根です。
  2. 頚部の皮膚を消毒し、エコーガイド下に神経根ブロックを行います。
  3. 除痛が得られるまで10分程待ちます。処置台の上でお休み下さい。なお腕はほぼ完全に麻痺して動かなくなります。
  4. 神経ブロックが消失した後の鎮痛のため、肩関節内に局所麻酔薬を注射します。この注射も通常は痛くありません。
  5. 肩関節を他動によりストレッチさせていきます。万が一痛みがあればおっしゃって下さい。
  6. 関節包を破いていきますので、肩からバリバリという音がします。そのための処置ですので、驚く必要はありません。
  7. 肩の全周の関節包が緩んだのを確認し終了です。三角巾で簡易固定します。
  8. 翌日からリハビリ通院(整形外科)が必要です。少なくとも自宅でのセルフケアは必須です。何もしないとまた固まってしまいます。リハビリの可能な整形外科様をご存じの方は紹介状をご用意しますので、どうぞお申し付け下さい。あるいは当院から連携病院様へご紹介も可能です。
適応疾患例
    • 凍結肩(肩関節周囲炎)
       ※凍結肩(拘縮肩)は肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)の最も重症な状態です。

ご注意施術後は患側の手が使えませんので、必ずどなたかの送迎でご来院下さい。五十肩の治療の経緯の中で相談して行う治療であり、初診でご指定頂きましても、その場で行うことはございません。たとえ初診のご予約時にご指定やご希望の旨を仰られていても初診時には行いませんのでご了承下さい。

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