注射による治療の意味

たまに、ブロック治療って一時しのぎのために痛み止め注射するだけですよね?と質問されることがあります。
初対面でよくもまあそんな失礼な聞き方してくるものだと驚いてしまいますが、そんなことは普通にあります。そういう場合は、その聞き方は失礼だと思いますと、その場で率直にお伝えするようにしています。
結論としては、これは全く違います。全国的にペインクリニックでそうなのかどうかは知りませんが。少なくとも当院の考えは違いますね。
もっと言えば、そもそも一時しのぎのために注射することは、それだけで十分価値があると思います。
痛み止めの飲み薬を飲むことや、湿布を貼ることはいったい何のためでしょうか?薬の投与経路が違うだけで、痛みの発生源や痛みを伝える神経に、あるいは痛みの信号を受ける脳に対して働きかけることは同じなんです。
また、注射にも痛み止めの注射もあれば、炎症を抑えることを目的とした注射もありますし、関節液の補充を目的とした注射もあります。痛いという情報の伝達だけではなく、痛みの原因そのものも取り除くことができるならそれが一番です。当院は痛みの原因の考察や除去について患者さんと一緒に考えています。

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